UV照射装置について

 

ここでUV照射装置が登場します。最近注目されているハイテク技術があるのですが、それはUV照射装置とUV硬化樹脂(インキ・塗料・接着剤等)を組み合わせた瞬間硬化(乾燥)技術です。

 

これは光反応性の樹脂(接着剤など)のことですが、接着剤と保護膜が光反応性の樹脂を成分となっているのです。基本的な原理は、特定波長のUV(紫外線)を適切な量と強さで照射することで重合という光反応が生じ、接着剤の樹脂は硬くなることを応用しています。

 

この硬化反応は非常に早いのが特徴で、数秒もかかりません。このため用途は広がり、ガラスやプラスティックの接着、光ファイバーの保護、床の保護、オフセット印刷の紙仕上げ、フォトリソグラフィーに使用するフォトレジストなど広域になっています。

 

UV照射装置の例は光源装置の販売会社「OPTICAL GARDEN」を参照してみてみましょう。水銀キセノンランプを使用した200WUV光源装置である「UVS-204S」は石英ライトガイドのモデルで、高安定・長寿命の超小型・軽量・ハイパワー機となっています。

 

特徴は多く、ワンタッチ装着型で面倒な光軸調整は一切不要でしかもランプの交換時間は大幅短縮されています。又、フルオートライン化に対応した豊富なリモート機能を標準装備し、UV照射強度がフィードバックコントロールかつモニタリング可能です。パソコンからもUV強度やシャッタータイマーの設定が可能で、ランプ寿命超過を知らせる機能も加え、フルオートライン化に対応したリモート機能となっています。

 

用途は接着剤、コーティングの硬化、印刷の瞬時乾燥、プラスチック表面硬化処理、擬似太陽光装置としての利用などが挙げられます。これはベーシックタイプですが、他にも上位機種に至るまで各社からいろいろな機種が展開されています。